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第18回 例幣使街道、八木宿と八木節 の紹介 |
今回は、例幣使街道、八木宿と八木節を紹介しよう。
初めに、例幣使街道を紹介しよう。 |
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例幣使街道とは、江戸幕府初代将軍徳川家康(1542年-1616年)の没後、日光東照宮の例大祭に金幣を奉納するため、京の朝廷より派遣された勅使が通った道。
起点は、中山道の倉賀野宿(群馬県高崎市)、終点の楡木宿(栃木県鹿沼市)で日光西街道(壬生通り)と合流、日光へと至る。
足利市には八木宿と梁田宿の二つがあり、時代が流れた現在でも、国道293号線から国道121号線のこの区間を例幣使街道と呼んでいる。
勅使派遣は、1647年(正保4年)に始まり、江戸幕府が滅びる1867年(慶応3年)までの221年間、一度も途切れることなく続いた。
これは、江戸幕府徳川将軍家が朝廷に示した「威厳」であると当方には思われる。
例幣使街道にはお蕎麦屋さんが多く、上の写真も寺岡町の県道67号桐生岩舟線と例幣使街道の分岐点にあるお蕎麦屋の「田舎屋」さん前の道標と説明板です。 |
次に、例幣使街道にある八木宿と八木節を紹介しよう。 |
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八木宿は、例幣使街道八番目の宿場で現在の栃木県足利市福居町八木である。
宿場の周りに八本の松があったことから八木の地名が付いたと言われている八木節ゆかりの地である。
八木節のルーツは、八木宿で、江戸末期から明治初期にかけて
「神保広大寺くずし」という越後地方で歌われていたテンポのゆっくりとした口説節を
初代堀込源太(本名渡辺源太郎 1872-1943)が、荷馬車を引きながら早口に唄い替えたものが始まりと言われている。
八木節は、安来節、佐渡おけさと並び「日本三大民謡」のひとつに数えられ、
1965年(昭和40年)3月1日、足利市重要(無形)文化財指定された。
八木節を全国に広めた初代堀込源太(本名渡辺源太郎 1872-1943)は、
例幣使街道の栃木県足利市堀込町にある堀込薬師 宝性寺に眠っている。
4月下旬から11月下旬までの日曜・祝祭日、午後14時から午後15時まで太平記館で八木節公演が行われている。 |
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◇◆◇ 堀込薬師 宝性寺知る限りデータ ◇◆◇ |
◆所在地 |
足利市堀込町2023 |
◆電 話 |
0284-71-2743 |
◆厄除大祭 |
1月4日 |
◆アクセス |
東武足利市駅からタクシーで、5分から7分
JR足利駅からタクシーで、10分前後
☆JR足利駅からは、渡良瀬川を渡るため、 土・日曜・祝祭日は、渋滞可能性あり。 |
◆駐車場 |
小型・大型共に専用駐車場あり |
◆訪問日 |
2007/01/27 |
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☆2007年02月01日 第18回紹介 「例幣使街道、八木宿と八木節」 |
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