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第7回 行道山 浄因寺 の紹介 |
今回は、行道山 浄因寺 を紹介しよう。 |
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断崖絶壁に囲まれた山中にあり、「関東の高野山」とも呼ばれる行道山 浄因寺は、8世紀前半の714年(和銅7年)、行基上人の開創と伝えられる臨済宗の古刹、関東四霊場のひとつである。第二世は、歴史に名高い空海(後の弘法大師)である。
三万三千体といわれている石仏さまや寝釈迦さまを見ながら、三百六十五段の石段を登り、杉林の参道を過ぎると断崖の上に建つ、この清心亭がある。
三百六十五段の石段を一歩一歩登る。
それは、一年、三百六十五日の一日一日の大切さを意味しているなどと、思いを巡らせてみるのもよいのでは?と思う。
南画さながらの景勝地として昭和50年、県の名勝第一号に指定されている。
特に、紅葉の時期(11月下旬頃)の眺望は絶景。
また、足利県立自然公園ハイキングコース(初心者向け)の出発点でもある。
「富嶽三十六景」などで、有名な江戸時代の浮世絵師葛飾北斎(1760〜1849)は、清心亭へ渡るための巨石から巨石に架けられた橋を「足利行道山 雲のかけ橋」 として描いている。
開創 行基上人の極々簡単な紹介をしよう。
◇行基上人(668〜749)
日本初の大僧正。
724年(神亀元年)温泉寺・菩薩院などを建立。
日本最古の温泉・有馬温泉の発展に貢献した三恩人のひとり。
後の二人は、仁西上人(平安時代末期)と太閤豊臣秀吉(安土・桃山時代)。
行基上人は、当時の入浴が高貴な人のみの特権にもかかわらず、湯浴みして身を清潔にすることを民衆に教えたと伝えられている。
行基菩薩、もろもろの病人を助けんが為に有馬温泉に向かい給ふ(古今箸聞集より) |
◇◆◇ 行道山 浄因寺データ ◇◆◇ |
◆所在地 |
足利市月谷町1579 |
◆電 話 |
0284−42−4464 |
◆駐車場 |
浄因寺階段下 |
◆アクセス |
JR足利駅から 7.2キロ 車で20分
東武足利市駅から 7.8キロ 車で25分
市生活路線バス(やまなみ号) 行道山下車 徒歩30分 |
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※足利市公式ホームページより行道山 浄因寺データ引用 |
☆2005年11月13日 第7回紹介 「行道山 浄因寺」 |
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